初めまして。
いつもこちらの掲示板を見させていただいているＭＡＳＡと申します。
色々やってみたのですがわからず、質問させてください。

車両は81後期、タペットブロックにオイルリターンがつくタイプになります。
最近ヘッド周りからカチャカチャカンカンと異音が出るようになってしまいました。
暖気終了後でなく、始動直後からずっと音がしています。
ドライバーを使って音を拾ってみると、カムカバーやタペット辺りはそんなでもないのですが、ヘッドやロッカーシャフトから聞こえてきます。
まずはゲージを使いタペット調整をしてみましたが直らず、指でギリギリ回る位まで詰めてみてもかわりませんでした。

そこでまずは基本と思い冷間時にセルにて圧縮を測ってみましたが、前後8.5Ｋ程度でしたし、走行中も白煙などはありませんでした。
次にプッシュロッドを取り外して当り面を確認してみましたが、磨耗はあるもののカジッたりはしていませんでした。
次に油圧タペットをチェックしましたが、しっかりとした反発力があり問題ないようでした。
次はヘッドを外してロッカー周りをチェックしてみましたが、サイドプレイはどれも規定値の中間位で、一番怪しいと思っていたロッカーシャフトとロッカーアームのガタは、感覚の話にはなってしまうのですが、ガタもなくスルスルと回る感じで、特に問題があるようには感じれませんでした。
あとオイル関係ですが、始動直後はタペットスクリーンの所につけた油圧計は40ＰＳＩ超えるくらいで、Ｆ-ＥＸのロッカーキャップを外してオイルが回っている事は確認済みです。

こんな状態なのですが、あとはどんな可能性があるのでしょうか？
御教授よろしくお願いいたします。

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反響する音なのでロッカ−ボックスに集中して聞こえて来るのが常ですが必ずしも発生源とは断定出来ないです。
一つずつ潰して行く事になるでしょう。ピニオンギヤのバックラッシュ、タペットロ−ラ−の摩耗チェックが一番疑わしいですがチェック済みとなっているロッカ−ア−ムは完全分解してドライでの精査でないと判断出来ません。
一回転する訳では無いので最大負荷が掛かるポイントでの摩耗になり更にはプッシュロッド側とペダル側でも違いが大きいです。
パ−ツクリ−ナ−でドライにすればガタがはっきり確認出来ます。

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早速のアドバイスありがとうございます。

タペットローラーとカム周りはドライバーを耳に当ててみたところ、あまり音が出ていない感じだったのですが、やはりソコら辺が怪しいんですね。
タペットガイドのセンター出しがマニュアルによるとかなりの精度で組まなければならないようだったので、躊躇してチェックしていませんでした。
思い切って、タペットとカム周り開けて見ます。

ロッカーアームはたしかに回転運動ではなく、往復運動ですよね。
タペット周りに問題がないようだったら、もう一度開けてドライでチェックしてみます。

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あれから、色々やってみました。
まずは懸念だったカム周りですが、リヤ側のタペットベアリングがIN側のみガタガタだったので、ベアリンブを打ち変えました。
しかし、他のタペット、カム山、ガイドとタペットのクリアランスなどドライにして確認したものの、たいしたガタは感じられず・・・。
組み直したものの、やはり異音はなおりませんでした。
この状態でドライバーに耳を当てて確認してみると、やはりカムカバーやタペットガイドからは異音は感じられず、ヘッド〜ロッカーにかけて音がでていました。
そこでもう一度ヘッドを開けて、ドライでロッカーシャフトのガタを確認してみました。
往復運動だから、収まる位置によってもガタが違う可能性があるので、少しづつ回しながら色んな角度でみてみましたが、計測はしていないものの、やはりほとんどガタは感じられず。
そこでバルブをバラして、スプリング長、バネレート、バルブの突き出しなど計測してみましたが、どれも規定値でしたが、ひとつ気になったのがバルブの突き出しです。
1年ほど前に、ロッカーからのオイルにじみ修理ついでに、バルブのすりあわせをしたのですが、シートカットはしなかったものの、荒れ気味だったのでしっかりすり合わせしたところ、規定値ギリギリまでバルブが突き出してしまいました。
バルブの突き出し量でジオメトリが変わって異音が出やすくなったりするものなんでしょうか？
もし、そいうゆう可能性があるとして、社外の厚め（0.031ｉｎ）のガスケットで多少突き出しを補正するのはありなんでしょうか？
シートの打ち替えなどしっかりやるのがベストだとは思いますが、現状圧縮もしっかり出ていますので、ＯＨはまたの機会にと思っているのですが。

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探究心は充分伝わって来ますが一方で想像下での決めつけが強い部分も気になります。
当初は無かった異音がある時期より発生したと云う事は明らかに摩耗が起因になっています。
バルブ設定による音は除外出来ます。爆発・排気の音量にかき消されて人間の耳にはバルブ発生音は届かないです。
コンプレッションテスタ−の数値が高くても好調と考えるのは早計でしょう。
経験からユ−ザ−が完調とのコメントでも実際に開けるとロッド首振りによるシリンダ−下部の焼き付き痕は良く見られます。原因は燃調やタイミングであったり様々なので外からのチェックでは全てが見えてこないです。

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